【記事】「めざせ!!金沢区の日」って知ってる?
2023/08/03(木) 情報コンシェルジュ
写真:2023年に開催された「めざせ!!金沢区の日」
1948年5月15日。
皆さんは、何の日かご存知ですか?
それは、金沢区が磯子区から独立した、いわば金沢区の誕生日です。
2018年の金沢区制70周年の際は、行政や区内の様々な企業が金沢区の誕生日をお祝いする為、多くの事業が行われました。
行政では70周年オリジナルのシンボルマークや記念切手の作成、区内の企業も70周年オリジナル商品などの販売を行いました。
今までも10年単位ではお祝いされてきた金沢区の誕生日ですが、それ以外の9年間は誰かお祝いしていましたか?
それを疑問に思ったとある金沢区民たちが集まり話し合いを重ねた結果、『行政が大きく祝ってあげないなら、区民が全力でお祝いしてあげよう!』と立ち上がったのです。
それが、今回テーマに取り上げさせて頂いた【めざせ!!金沢区の日】なのです。
この記事を書いている僕も、実はこの企画の実行委員の1人でもあり、5月1日の記事でも紹介された「ミュージックお茶会」の主催者でもあります。
※詳しくはこちらの記事をチェック
◆どんな事が行われたの?【その1】
上記のような経緯で開催された「めざせ!!金沢区の日」ですが、実際にどこで、どのような事が行われたのでしょうか。
今回の企画の中で、僕が開催したイベントをピックアップしてお伝えします。
まずは、5月13日に開催し、先ほどご紹介した「ミュージックお茶会『音楽』」。
こちらの発起人は、我が町 並木をオシャレに格好良く写真に収め、SNSで並木の魅力を発信している、「並木めぐり」の中の人、渡邉 紀(わたなべ のり)さん。
「めざせ!!金沢区の日」に合わせて、並木ラボで音楽を流しながらお茶が出来るような、何か素敵な事が出来ないか?と思い、ラボ関係者の僕に相談してくれました。
その上で、ラボで親と子の集いのひろば事業を行っている「あしたひろば」の代表 臺野さんに僕からコラボのご提案をしました。
その内容は、「土曜日もオープンしているあしたひろばに、子どもと一緒に来る休日のママやパパに、更にゆっくりした時間を過ごしてもらい癒したい」というものです。
具体的にはご来場頂いた方からお好きな曲をリクエストして頂き順番に流していく。
そして、曲を待っている間に同じ商店街にある「カフェナミキ」さんに、特別価格で提供してもらったコーヒーを飲みつつゆっくりしてもらう。
その間、一緒に来た子どもはあしたひろばスタッフが全力で遊んであげる。
といったもの。
それを聞いた臺野さんは即快諾してくれました。
そして、あしたひろばのスタッフさんや、紀さんの友達もスタッフとして集まり、当日に向けた準備が始まったのです。
写真:こんな感じで特別席作ります(上)、こんな感じで事前告知していきます(下)
そして5月13日当日、準備万端で待つスタッフたち。
お客さん来てくれるかな…。
来てくれた人たちは楽しんでもらえるかな…。
と、そんな心配をよそに、その予想を遥かに超える多くのお客様が来場してくれました。
そして多くのお客様が笑顔で、お帰りの際に「またやってね」など、嬉しいお言葉を頂くことが出来ました。
写真:当日の様子
リクエストして頂いた曲は黒板に書き出し、色んなジャンルの曲が並木ラボに時に激しく、時に心地よく流れました。
写真:リクエスト頂いた曲たち
トラブルも無く、予定通りの時間で無事に終えることが出来ました。
最後に主催者でハイ、ポーズ!
写真:スタッフとご来場の方々とぼたんちゃん
写真:僕こと横浜市金沢区の地域活動家 ツン(左)、並木めぐりこと渡邉 紀さん(右)
◆どんな事が行われたの?【その2】
5月13日を無事に終え、14日は「金沢区のり弁プロジェクト」という企画を開催しました。
ご存知の方も多いとは思いますが、金沢区では野島でとても美味しい海苔が養殖されています。
主に「忠彦丸」さんや、「海苔の藤森」さんなどで購入することが可能です。
こんなに美味しい海苔があるのに、金沢区オリジナルの海苔弁って見かけなくない?と僕の友人である「もんちゃん」が相談してきました。
僕も、美味しいものが沢山ある金沢区のものを使った海苔弁を作りたい!と共感し、今回の企画を進めました。
まずは海苔弁に使う海苔ですが、かねてより僕が大好きな「海苔の藤森」さんの海苔を使用することにしました。
そして、誰が作るかを考える為、もんちゃんと僕でとあるクラフトビール屋さんへ。
そこで色々と話していると、そこの店主さんとお話しすることになり、話しているうちに店主さんの海苔弁に対するアツ過ぎる想いを聞きました。
これはもう運命でしょ、という事でそのクラフトビール屋さん「KAKURENBO(かくれんぼ)」の店主 ブチくんに作ってもらうことにしました。
写真;試作に励むブチくん夫婦
他にも海苔を使ったサンドイッチを作りたいと「サンドイチ」さんにもご協力頂き、オリジナルのり弁サンドを制作してもらいました。
更には発起人のもんちゃんもおにぎりを販売することが決定。
3つの商品で1日限りのオープン。
写真:金沢区のり弁プロジェクト START!!
そして当日。
全部売れるといいなぁ…。
もし、万が一、売れ残ったとしたら、僕ともんちゃんで買い取って配ろうね…。
なんて話をしていましたが、オープンしてみると、まさかまさかの、1個1000円ののり弁20個が、5分で完売。
のり弁サンドともんちゃんおにぎりも1時間で完売。
販売元のKAKURENBOに電話すると、オープン前から行列が出来ていて、10分以内に30個完売しましたと嬉しい報告。
のり弁、夢あるね。
ただ、今年は野島の海苔は50年に一度の超不作らしいです。
原因は海洋汚染か、温暖化か、僕らにも分からないですが、この「金沢区 のり弁プロジェクト」が、いずれは金沢区の海苔を救えるものになるように頑張っていこうと思います。
写真:喜びのブチくんと海苔☆DanDan弁当
この2つの企画は当然一部でしかありません。
他にもこんなことをやっていました。
・区内各所にぼたんちゃんが出現「ぼたんちゃんを探せ!」
・京急電鉄のグリーンスローモビリティが金沢区のまちを走ります!
・子育てサークル金沢区ママの「ルンビニーマルシェ」
・金沢文庫西口商店会「ちょい飲みお得プラン 6店舗」
・区内50を超える企業、施設、店舗が参加
などなど
第1回にしては大成功に終わった、「めざせ!!金沢区の日」でした。
当然、反省点はありますが、来年はどのようなものになるのか、今から5月15日が楽しみですね。
ライター:ツン