【記事】まちの憩いの場「ウェルカフェ」
2021/03/29(月) ライター記事
あしたタウンライター記事#5
金沢スポーツセンター1階のオフィスかなざわでは毎週水曜日「ウェルカフェ」がオープンしています。ほっと一息つける「ウェルカフェ」では、こだわりのコーヒーでゆったりとした時間を過ごすことができます。
NPO法人らしく並木理事長の福島富士子さんにお話を伺いました。
自分たちの集まる場から地域の居場所へ
自分たちが楽しみ、そしてそれがまちにとっても楽しい憩いの場所になったら、素敵だと思いませんか?仲間と一緒に面白いことをしたい!自分たちが集まって楽しみたい!そんな想いから始まったのが「ウェルカフェ」です。
立ち上げは「ウェルカフェ」を運営している、「NPO法人らしく並木」の男性会員の方々。集まれる場所が周辺にないことから、男性の居場所づくりをきっかけに、仲間を募り、現在はスタッフとして活動されています。
「ウェルカフェ」の開かれるオフィスかなざわは、もともと金沢スポーツセンター内の喫茶店でした。閉店後、金沢区の地域活動拠点として利用5団体でどのような場が良いか検討し、「事務所だけとして使うのではもったいない」という思いから、サロンやイベントもできるスペースとなりました。そしてウェルカフェが10年前にオープンしました。
写真:ウェルカフェの皆さん 福島さん(最右)
こだわりの〇〇
ウェルカフェに入ると、まず目に飛び込んでくるのは、「横浜パンの家」のパン。お話をしながら、選ぶのも楽しいですよね。大きな窓のある開放的なカフェの中は、コーヒーの香りと、レコードの優しい音楽に包まれています。
ウェルカフェには3つのこだわりがあります。1つ目はコーヒー。「30秒蒸らして、のの字にお湯を注いで・・・」入れ方にもコツが!お年寄りも多く集まるため、誰でも飲みやすいコーヒーを目指しているとのことで、スッキリと渋みがなく飲みやすいコーヒーでした。コロナ禍でも陶器のカップで出すこだわりで、ゆったりと過ごすことができます。
2つ目は空間づくりです。お弁当の持ち込みもでき、誰でもくつろぐことのできる場となっています。
3つ目は、レコード。お客さんが家から眠っていたレコードを持ってこられ置いていると聞き、驚きました。レコードは20分ほどで曲が終わってしまうため、入れ替えが大変とおっしゃっていましたが、ウェルカフェの優しい柔らかい雰囲気はここからきているのですね。
写真:こだわりのコーヒー。ロータス(お茶菓子)との相性もぴったり。
写真:レコードはカフェの真ん中で優しい音色を響かせています。
コロナ以前の活動に戻れることに期待
ウェルカフェは、新型コロナウイルスの影響を受け8ヶ月ほどお休みしていましたが、11月11日に再開しました。お休みしている間、再開を待ち望んでいた多くのリピーターの方の声もあったそうで、地域の方にとっても大切な場所となっているのだと感じました。
以前は、年2回ほど、カフェの営業後に、70人ほど集まる居酒屋コンサートというイベントも開催されていました。コロナの影響で、現在は、オフィスかなざわの定員が27人となっているため、なかなか大きなイベントなどを行うことができません。「元の活動ができるように」というお話が印象的でした。
ウェルカフェは落ち着いた雰囲気があり、ついつい長居してしまいそうな居心地の良いおすすめの場所です。ぜひ、お一人でふらっと、またお子さん連れの方も気軽に訪れてみてください。
―Information―
「ウェルカフェ」(金沢スポーツセンター内オフィスかなざわ)
(らしく並木HPへリンクします)
住所:神奈川県横浜市金沢区長浜106-8
電話:045-791-7690
毎週水曜日10:00〜16:00
利用料:200円(コーヒー、紅茶付き)
ライター:有森 祐希