【記事】学生と商店街を繋げ、まちに愛される仕掛けを作りたい!
2021/10/22(金) ライター記事
あしたタウンライター記事 #11
並木の商店街を活性化させたい、商店街の人たちともっと仲良くなりたい、そんな思いから「名店街mapプロジェクト」を立ち上げた、須田采李さんにお話を伺いました。
なんでもやってみたくなる!
須田采李さん
須田さんは、横浜市立大学に通っており、現在4年生です。三輪研究室に所属しており、子ども関係のまちづくりについて学んでいるそうです。「情報」をテーマに研究を行なっているそう。
高校生の頃から部活と勉強の両立をし、今ではなんと週7日でアルバイトや部活、勉強をこなしています。スケジュール管理力と行動力が素晴らしい!
立ち上げたきっかけ
元々任意団体がコロナ禍において飲食店を応援するため、ブログでテイクアウトの情報発信を行なっていたそう。しかしそれだと地域のおばあちゃんやおじいちゃんに情報が行き渡らないという課題が。そのため、紙媒体でやってみることに。
飲食店をマップ上に表し、素敵なテイクアウトのチラシが出来上がりました。
実際に作られたテイクアウトマップ
それを名店会でもやってみたい!という思いで引っ張っていった第一人者が采李さんでした。
名店会には地域の拠点であり、市大が関わっている「並木ラボ」という施設がありますが、商店街の人たちとの関わりはあまりなく、ずっと何かやりたかったそう。「商店街の中という良い場所に位置し、学生が出入りしているのに関わりがないのはもったいない!」
学生と商店街が仲良くなれればいいな
MEITEN 第1弾
去年の8月ごろから稼働し、今年の3月に発行された「MEITEN」第1弾。1回きりで終わるのではなく、みんなで引き継いで欲しい。学生のワークショップやプロジェクトは自己満足で終わりがちではないかと須田さんは述べます。本当にまちの人にとって有用なもの、愛されるものになるためには時間がかかります。
最終的には、学生と商店街が仲良くなれればいいなとお話ししてくれました。
商店街の方々に取材を行う際に感謝されたり、優しさに触れたり…少しずつ学生と商店街のつながりが深まってきています。
「小さいことも大きい成果に結びつく」。須田さんはこれからの大学生活でも、社会人になってもこのことを大切にしたいと語ります。
学生×商店街の新聞。今後の発行も楽しみです。
ライター 姫野 優奈